家の中にゴキブリが出るということは、ゴキブリの侵入経路があるからに他なりません。
それでは、ゴキブリの侵入経路はどこにあるのでしょうか?
ゴキブリ対策をする上で、そもそもゴキブリがどこから家に入ってきたのか、ゴキブリの侵入経路をよく理解しておく必要があります。
一戸建て・アパート・マンションのゴキブリ侵入経路を、ゴキブリ駆除のプロが教えます。
戸建・アパート・マンションのゴキブリの侵入経路は?
家の中に入ってくるゴキブリの侵入経路は、家の壁や床に隙間がある箇所になります。
一戸建てでもマンションでも、基本的に床下や壁の中には、ゴキブリが入り込んでいることが多いです。しかし、そうした床下や壁にゴキブリが入り込んでも水がなければ、また外に出て行ってしまいます。ゴキブリは食べるものがなくても1ヶ月生きますが、水がないと生きらません。室内に通じる隙間がある限り、ゴキブリは水や食糧を求めて、室内に入り込んできます。
ゴキブリ侵入経路<その1> 台所の配管
台所の配管周りは、ゴキブリ侵入経路の第1位と言えます。
一戸建て、アパート・マンションいずれも共通の場所で、作りもほとんど一緒です。
台所のシンクの下に、床下に伸びる配管があります。
シンク下は収納になっていることがほとんどですが、物を取り出して、床下の配管の周りに隙間がないか確認します。
ゴキブリは、わずか3mmほどの隙間でも入ってきます。
写真のようは、配管の周りに隙間があれば、ゴキブリの侵入経路となります。
ゴキブリは兎にも角にも水回りに集まります。
配管の隙間から水の匂いを感じ取り、上がってきます。
シンク下の収納箇所をくまなくチェックすることも大切です。
キッチンの収納箇所が住処になっているケースも多く見られますので、収納しているものを全て出して床下に通じる隙間がないかチェックしてください。
ゴキブリ侵入経路<その2> 洗面所の配管・洗濯機ホース
洗面所にも床下に伸びる配管があります。
こちらも配管周りに隙間が開いていることがほとんどです。
また、洗面所には洗濯機も置いてある場合が多いと思います。
洗濯機のホース、下水配管から上がってくるゴキブリの侵入経路となります。
水道やガスなど外部から室内に引き込む、配管の周りの隙間もゴキブリ侵入のポイントです。
長期不在時の配管もゴキブリ侵入経路となる
また、排水管はS字トラップと呼ばれS字に曲がっており、水が常に一定数溜まるようになっています。水が溜まっていることで、配管から匂いが上がってこないようになっています。
このS字トラップ内の水がなくなると、ゴキブリの侵入経路となってしまいます。
多いパターンが、旅行や出張などで家を留守にしていると、S字トラップの水が蒸発して空になり、ゴキブリが配管から室内に入りこんできます。
トイレ内にある手洗いも使わないと水がないため、ゴキブリ侵入ポイントとなります。
長期不在の場合や、使わない場合は、蓋をしておくなど対策が必要です。
ゴキブリ侵入経路<その3> エアコンのホースと排水ホース
エアコンのホースもゴキブリ侵入経路になります。
室外機に通じる排水ホースからゴキブリが入ってきたり、エアコンホースや化粧カバー内からゴキブリが侵入してきます。
室外機そばの排水ホースからは、夏場のエアコン使用中に常に水が流れてくるため、水を求めて周辺にゴキブリが集まる傾向にあります。
エアコンホースの化粧カバー内には、壁から入りこんだゴキブリがカバー内を経由して、室内に侵入してきます。
カバーを外すとゴキブリが出てくることがあるほど、要注意な箇所となります。
ゴキブリ侵入経路<その4> 玄関の開け閉め
水回り配管やエアコン以外では、玄関からのゴキブリ侵入が最も多くなります。
玄関ドアの開け閉めの際にゴキブリが侵入します。
特に薄暗い夕方から夜にかけて、玄関ドアを開けた際に、気付かず侵入されるケースが多いです。
ゴキブリは夜行性のため、夕方以降のドアの開け閉めには最も注意が必要です。
玄関ドアを閉めていても、ドア周りのパッキンに隙間がないかしっかりチェックしてください。わずかな隙間でもゴキブリが侵入されますのでご注意を。
また、新聞受けがついている場合は、そこからの隙間などからも容易に侵入されますので、可能でしたらガムテープなどで塞いでしまうのがベストです。
当社の職人が行う場合は、コーキング剤と呼ばれるもので隙間を埋めていきます。
コーキング剤ですと見た目がキレイで、後でカッターなどで剥がすことも可能です。
ゴキブリ侵入経路<その5> 窓の開けっぱなし
窓からも普通にゴキブリは入ってきます。
夏場に夜の風を入れようと窓を開けっぱなしにしていることは、ゴキブリを家に招き入れているようなものです。
いくら網戸があっても、ゴキブリはわずかな隙間で簡単に侵入します。
本当にゴキブリが嫌な方は、夏場は24時間エアコンをつけて過ごしましょう。
また、わずかな時間でも窓からゴキブリは入ります。
洗濯物の出し入れや、布団を干したり取り込んでいる最中に、窓のそばのちょっとした隠れ家から、窓が開いているスキにゴキブリは侵入します。当然ながら気付きません。
室内に入りこんだゴキブリは、一目散に人目のつかない、暗くて狭い場所に逃げ込んでいきます。
数日後、思いもかけない場所からゴキブリが出てくることで、侵入口がわからないということになりますが、実は窓や玄関の開け閉めの際の侵入だったりします。
ゴキブリ侵入経路<その6> 換気扇・通気口
キッチン、洗面所やお風呂など外につながっている換気扇も注意するポイントです。
換気扇を回しておけばゴキブリが侵入できないので、できれば回しっぱなしにしておくとベストです。
電気代も1ヶ月回しっぱなしでも数百円程度です。
また、換気扇を回しておくことで、空気の流れができゴキブリに限らずカビや他の虫の住みにくい環境を作れるため一石二鳥です。
換気扇だけでなく、換気口・通気口・通風口は基本開け閉めができますので、通常は閉めておいてください。使うときだけ開ける方がベストです。
少なくとも夜は閉めておくことをおすすめします。
ゴキブリ侵入経路<その7> 幅木
幅木(はばき)とは、床と壁の境目に取り付けるものです。壁と床にできる隙間を隠すこと。見た目をきれいにすること。掃除機などを使用する際に壁にぶつけて壁や壁紙を傷つけない役目があります。
つまり、壁と床に隙間があるのを隠すものであるため、この幅木の隙間からゴキブリが出てくることがあります。
見当もつかない場所でゴキブリが出た場合には、この幅木の隙間がゴキブリの侵入経路であることがあります。
ゴキブリ侵入経路<その8> 家への持ち込み
ゴキブリが侵入する箇所がなくても、家にゴキブリを持ち込んでしまうことがあります。
一番多いのが、通販のダンボールです。
ダンボール内にゴキブリが隠れていたり、卵を産み付けられていることもあります。
特に、届いた商品を開けずにしばらく放置していると、中からゴキブリがこっそり出てきて室内の隠れポイントに移動することがあります。
通販が届いたらすぐに箱を開け、ダンボールはすぐに捨てに行くことです。
すぐに捨てられない場合は、室内に置かず、玄関や窓から離れた場所の外に置くようにするべきです。
洋服やバッグの中も注意が必要です。
飲食店でバッグを床に置いたり、壁のかけたりする際に、飲食店のゴキブリがバッグに混入してくることがあります。
また、ズボンの裾を折りたたんだ箇所に入っていたり、脱いだ上着のポケットにも入りこみ、家の持ち帰ってしまうこともあります。
飲食店で仕事をしている方は特に注意が必要です。
ゴキブリ侵入経路のまとめ
基本的に、上記侵入経路を押さえておけばゴキブリのリスクがだいぶ減らせます。
今回ご紹介したゴキブリ侵入経路以外からも侵入するケースはあります。
注意していてもゴキブリを見かける場合は、専門の駆除業者にて侵入経路をチェックして駆除施工していただくと安心です。
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